元モーニング娘。の市井沙耶香さんが、戦後最短となる在職日数で辞職したと話題になっています。
この記事では、
- 市井沙耶香さんが辞職した理由は何?
- 市井沙耶香さんはなぜ繰り上げ当選したの?
- 市井沙耶香は1日分の給与をどうするのか?
について調査しました。
市井沙耶香の辞職理由は?
ご本人が、Xアカウントで4月3日に直筆コメントをあげていました。
【ご報告】 pic.twitter.com/cgz9YCn8ze
— 市井紗耶香 (@sayakaichii) April 3, 2024
20年の都議補選時には、繰り上げ当選についてインタビューを受けた際には、「いつでも支持者の期待に応えられるように、しっかりと準備しておかなくてはと思っています」と応えていました。
しかし現在、市井沙耶香さんは4児の母であり、子育てや芸能活動をしています。
そして、「今後政治活動を再開するつもりはない」とも書かれています。
市井沙耶香はなぜ繰り上げ当選したのか?
2019年の参院比例区で、旧立憲民主党で当選した須藤元気さんが、4月28日投開票の衆院東京15区補選に立候補したことにより、自動失職しました。
市井沙耶香さんは、2019年に参院選に旧立憲民主党比例代表で立候補していて、次点だったので、須藤元気さんの自動失職に伴い繰り上げ当選。
市井沙耶香さんは、繰り上げ当選が決まる前から辞退の意向を伝えていたそうです。
しかし、旧立憲民主党が2020年9月14日すでに解散しているので、公選法上、名簿から市井沙耶香さんの名前を削除できませんでした。
市井沙耶香はなぜ辞退を認められなかったのか?
公選法(公職選挙法)の規定により、旧立憲民主党の名簿から、名前が削除できませんでした。
市井沙耶香さんは、次点(当選した人の次に票が多かった)ので、繰り上げた当選になりました。
ちなみに、2019年の選挙時に次点だった市井沙耶香さんが辞退したため、次々点だった奥村政佳氏が繰り上げ当選する予定です。
市井沙耶香は1日分の給与をどうするのか?
市井沙耶香さんは、議員として働くことなく辞職するので、給与をもらいたくないという考えのようです。
しかし制度上、市井沙耶香さんは給与の受け取りを拒否できないようなのです。
例え国庫への返納であっても、公職選挙法で禁じられている寄付にあたるので返納できない。
どうやら制度に問題があって、今後どのような展開になるのか、今の段階ではわかっていません。
市井沙耶香さんは、4月26日の午前8時半に、官報に繰り上げ当選が告示されました。
そして、参院本会議で辞職願が許可されたのは同日の10時3分でした。
市井沙耶香さんが議員として在職したのは、4月26日の8:30〜10:03の93分間だけでした。
たった93分間の在職期間だけだったとしても、歳費4万3133円、調査研究広報滞在費3万3333円の計7万6466円が支給されます。
まとめ
- 市井沙耶香さんが辞職した理由は、現在子育てや芸能活動をしており、政治活動を再開する予定がないため
- 市井沙耶香さんが繰り上げ当選した理由は、旧立憲民主党で当選した須藤元気さんが、衆院東京15区補選に立候補したことにより自動失職、法令により次点だった市井沙耶香さんが繰り上げ当選となった
- 市井沙耶香さんは、繰り上げ当選前に辞退を申し出たが、法令によりできなかった。
- 市井沙耶香さんは、発生してしまった議員の給与を拒否することも返納することもできない状況
市井沙耶香さんの繰り上げ当選後、すぐに辞職したという内容について調べてみました。
法令に基づき繰り上げ当選や給与が発生していますが、おかしな点が多いなと感じてしまいました。
滅多に起こらないケースだとは思いますが、我々の収めた税金が使われているので、適切に使われるよう、法改正を検討していただきたいですね。